Ryota Blog

日々思ったこと、感じたこと。

「フットワークが軽い」とは?

言葉の違和感。
「フットワークが軽い」ってどういう意味?
自分の中でだけど、「フットワークが軽い人」って"自分の"好奇心に素直な人なんかなと思う。
ここで重要なんが"自分の"ってとこ。
フットワークが軽いって言葉をよく聞くのがこんなシチュエーション。

《友達数人と行きつけの居酒屋でお酒を呑んでいて会話もひと通り終わり、もう1人招待しようということになった。そこでいつもの彼に電話をかける。彼の返事はイエス。電話を切った友人が一言、「やっぱあいつフットワーク軽いな」》

...
違う。
自分が考えてる「フットワークが軽い」とは断じて違う。
彼は本当に自分の好奇心でその場に参加することを決めたのか?

うーん。
仮にそのメンバーが彼にとってとても興味深い場所で珍しいお酒を呑んでいて彼の「知りたい、体験したい」という欲求が刺激されたならば話は別かもしれないが、よくあるシチュエーション下ではそんな風に感じたことはない。
いつもの場所、いつものメンバーで同じようなことを話しながら同じように時間を過ごす。
この状況でどこに好奇心が入り込もうか。
これは純粋な彼の好奇心にというよりは彼の単なるFOMO(Fear Of Missing Opportunity:置いてけぼりにされるのではないかという不安)からくる行動かなと思う。
つまりこの場合において彼の行動動機は「不安」であり「好奇心」じゃないかな、と。
こういう場面で自分はいつも心の中でツッコミを入れる。
「それはヒマなだけやん」と。

話がそれたけど、言いたいことは「フットワークが軽い」ってそんなに簡単なことじゃないってこと。
フットワーク軽く好奇心を追求するってすごくタフなことかなと自分的には思ってる。
だって好奇心って知らないこととか未体験のことに飛びこむことでしょ。
少なからずそこにはリスクがあるはず。
にもかかわらず自分の好奇心を満たすためにそこに飛び込む。
よっぽど自分のやりたいことを素直にできる自己肯定感が高い人じゃないとできないことかな、と。

まあ自分の「フットワークが軽い」の定義づけがこうだからそう感じるだけかもしれないけど、「ヒマ」と「フットワークが軽い」を一緒には扱いたくないな、とふと思った今日この頃。